■ HOW ■

どう登る?
 
 
同じコースでも登山スケジュールの組み方によって体力度やゆとりに差が生じる。
日帰り夜行登山や山小屋利用1泊2日など、代表的な4つのプランを比較検討してみよう。
登山口夜発 日帰り登山
  
体力度 ★★★★★
ゆとり ★☆☆☆☆
 
五合目 21:30 頂上でのご来光をめざし夜を徹して一気に登る
六合目 22:30   頂上でご来光を迎えようと夜を徹して
  登り続ける登山者の列は富士山の夏の風物詩。
  実際シーズン中の毎週末は大勢の登山者が
  こうして頂上を目指している。
  体力的にはきわめてハードで、寒さや睡眠不足、
  混雑からくるストレスも大きい。
  一気に登るために高山病も心配。
  運よくコンディションをくずさなければ
  登頂できるといった富士登山スタイル。
七合目 24:00
八合目 02:00
頂上 03:30
剣ヶ峰 04:30
頂上 05:30
八合目 06:30
七合目 08:00
六合目 09:00
五合目 08:30
山小屋利用 1泊2日 ご来光登山
  
体力度 ★★★☆☆
ゆとり ★★★☆☆
 
五合目 13:00 中腹の山小屋で休憩・仮眠。よく未明に頂上を目指す。
六合目 14:00   富士山は一気に登ると高山病にかかりやすい。
七合目 16:00
ZZZ 山小屋で休憩・仮眠 24:00〜01:00出発
八合目 02:00    そこで中腹の山小屋に泊まり、体を高度に慣らしてから
   頂上を目指す
03:00
頂上 03:30    山小屋を利用した1泊2日の行程で、ほぼ標準的と
  いえるのがこのプラン。
  頂上でご来光を望むには山小屋を深夜に出発するため、
  山小屋では数時間、横になって仮眠をとる程度。
  それでも夜行日帰り登山よりは体力的にも精神的にも
  ゆとりが生まれ、高山病のリスクもだいぶ減る。

 
剣ヶ峰 04:30
頂上 05:30
八合目 06:30
七合目 08:00
六合目 09:00
五合目 09:30
山小屋利用 1泊2日 ゆとり登山
  
体力度 ★★☆☆☆
ゆとり ★★★★★
 
五合目 14:00 山小屋で朝を迎えてからゆっくり頂上へ登る
六合目 15:00  山小屋利用1泊2日の行程でも、頂上でご来光を迎えるには、
  山小屋を深夜に出発し、混雑しやすい夜明け前に頂上へ登る。
七合目 17:00
ZZZ 山小屋に宿泊 翌朝06:00出発
八合目 07:00   どのコースも七合目まで登っていれば
  御来光をを望める。
  そこで頂上でのご来光にはこだわらず、
  山小屋でしっかり睡眠をとり、
  朝になってから頂上を目指すのがこのプラン。
  体力的にゆとりがあり、
  空いてる時間帯にマイペースで登れる

08:00
頂上 08:30
剣ヶ峰 09:30
頂上 10:30
八合目 11:00
七合目 13:30
六合目 14:30
五合目 15:00
山小屋利用 前夜泊 日帰り登山
  
体力度 ★★★★☆
ゆとり ★★★★☆
 
五合目 前日に登山口の山小屋に泊まり翌早朝から登る
ZZZ 山小屋で前夜泊03:00出発
六合目   1日目の夕方、五合目に着き、五合目の宿泊施設か
  六合目まで進んで山小屋に泊まり、2日目の早朝から
  頂上を目指すプランが、前夜泊・日帰り登山。

  五合目または六合目を早朝3時ごろ出発すると、
  七合目付近で夜明けを向かえ、
  すがすがしい朝のうちに
  八合目、九合目と登って、
  午前中には登頂できる。
  この行程だと、どの区間も
  混雑しにくい時間帯に歩ける。

  いわばオフピーク登山です。
04:30
七合目 05:00
八合目 07:00
08:00
頂上 08:30
剣ヶ峰 09:30
頂上 10:30
八合目 11:00
七合目 13:00
六合目 14:30
五合目 15:00

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