■ Planning for Climbing Mt.FUJI ■

いつ登る?

 

誰もが一度は登りたいと思う富士山も、
いざその頂を目指そうと考えると、
登山時期やコースなど、意外とわからないことが多い。
そこで、まずは富士登山プランニングの基本中の基本、
「いつ?どこを?どう登る?」をガイダンス。

日本一の頂を目指すチャンスは、富士山が夏を迎える7月〜8月の
わずか2ヶ月。天候や、週末の混雑を考えベストな時期を選ぼう。

高山帯の厳しい自然環境にあって、
一年のほとんどが雪に包まれる富士山
夏は短く、一般的なシーズンは7月〜8月。
この2ヶ月が頂上を目指すチャンス。
といっても、例年シーズン序盤の7月中旬までは、梅雨の時期。
雨や濃霧など、富士登山には向かない天候が続く。

■ 梅雨前に登るなら

   気象情報をもとに最低丸一日、できれば2日間、
   梅雨の晴れ間が期待できる時をねらおう。
   

■ 梅雨が明けると

   晴れる日が多くなり、富士登山のベストシーズンとなる。
   東海と関東甲信地方の梅雨明けの平均値は7月20日
   冷夏などの異常気象と台風の襲来を除けば、直後の2週間
   ただし梅雨明け〜8月末までの週末とお盆は大混雑。
   とくに毎週金曜日の夕方から日曜の正午前後は登山道に長い行列。

富士山の山小屋の多くも7月〜8月の2ヶ月を中心に営業し、
宿泊や休憩利用をはじめ、飲料や軽食の購入ができる。
混雑時は山小屋も定員に達することが多い。

■ 混雑すると

   予定したスケジュールどおりに行動できない
   山小屋でゆっくり休憩できない
   精神的にも体力的にもリスクが生じやすい
   ピーク時にはマイカー規制がある。

マイペースで登り、確実に頂上を目指すなら混雑を避けるのが最適
どうしてもピーク時期にのぼるなら、混雑を覚悟し、
余裕のあるスケジュールを。

■ オフシーズンの登山

   混雑の心配は少ないが登山のハードルがぐっと高くなる。
   7月1日の山開き前には山頂近くに雪が残っている場合も
   標識やロープなどの登山道も整備不完全
   8月以降は台風の通過が多くなるので気象次第。
   一部9月10日まで営業している山小屋もあるが、
   飲料や食料の調達、トイレの問題まで山小屋に頼れない。
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